私の目の前に一枚の新聞広告があります。ピンク一色のこの広告。様々な企業なり団体なりの情報がまとめて掲載されています。わざわざ一枚分の広告を出す必要が無い場合や、定期的に少量の情報を出している場合によく利用されるようです。例えば、前者は「○○センターで献血があります」のような公共性が高そうなお知らせ、もしくは「料理教室開催のお知らせ」のような大勢来られても困るようなイベントのお知らせが。後者だと不動産屋の「いい部屋もしくはいい物件ありますよ」なんてお知らせが。

私が目を止めたのはその広告のほぼ中央。パン屋さんの広告でした。バレンタインデーが近いという事もあるのでしょう。「2月はチョコレート特集」という煽り文句も書いてあります。内容を読んでみるとチョコを使ったあんなパンやこんなパンの広告です。折角ですから、それぞれのパンを見てみましょう。

・チョコたっぷりコロネ
ああ、いいですね。中にぎっしりとチョコレートクリームが入ってたり、外側がチョコレートでコーティングされてたり。基本に忠実なパンです。

・チョコドーナツ
ドーナツ生地にチョコが練りこまれている種類もあれば、チョコでコーティングされている種類もあり。これもまた基本に忠実です。

・板チョコパン
おそらく、デニッシュ生地で板チョコを挟んだ種類ではないかと。と思ったら。

・板チョコデニッシュ
これはこれで改めて紹介されてたり。じゃあ、「板チョコパン」ってどんなんだ。まさか、食パンで板チョコを挟んだだけ?

・練りチョコメロン
こちらは察するにメロンパンの生地にチョコレートを練りこんだパンのようです。メロンパンとチョコというと、私はチョコチップが埋まってるメロンパンが好きなんですが、これとはちょっと異なるようで。

さて、これら基本に忠実、オーソドックスなパンがあれば、ちょっと横にそれたようなパンもあります。

・プリンパン
プリンってチョコとは関係無いような。プリンのような形をしてて、カラメルソースの部分がチョコレートでできてるんでしょうか。

・チョコトトロパン
トトロはプリン以上にチョコレートと関係無いような。これがありなら「ジャムトトロパン」でも「うぐいすトトロパン」でも「とろろトトロパン」でもいいような。しかし、実物を見てみると腹だか胸だかの模様の部分がチョコレートで書いてあるだけのようなんで、黒いペースト状のものならなんでも代用できそうです。となると、あれか。「ごはんですよトトロパン」も可能なのか。食べたくないけど。

まあ、ここまではいいでしょう。
「チョコレート」縛りという事でバレンタインデーに関係があると言えます。問題はその広告の下のほうに、名称だけ書いてあったパンの存在です。

・オッパイパン
それ関係無いだろ。



なお、今回ネタになったパン屋さんのサイトはこちら。機会があれば一度くらいは実物を見てみたいものです。

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