寒い時期になってきました。お布団が恋しい時期です。朝から晩まで布団に包まっていたい位ですが、仕事をしないといけないので朝は泣く泣く布団に別れを告げています。
我が家の寝室は六畳間。夏は畳の上に、冬はカーペットを敷いてその上に布団を敷きます。居間と兼用なので毎日布団を片付けなければいけないのが難点です。布団の配置は縁側がある東から順に私の布団、相方の布団、そして次男の乳児用布団です。私の布団も相方の布団もシングルサイズ。できればもうちょっと大きいサイズがいいのですが、そうすると私が縁側にはみ出して寝る事になってしまいます。
「私の」「相方の」「次男の」と書きました。そう、長男の布団はありません。まあ、数年前は次男の布団ではなく長男の布団があったわけなんですが。で、長男は私の布団か相方の布団で寝ています。基本的には相方の布団に居場所があるのですが、そこに定住するという事はないようです。
長男は一人で寝るようにもなってきましたが、まだまだ誰かがいてくれた方がいいようです。そんな訳で、帰宅時間が間に合えば私が寝かしつけています。長男だけ寝かしつけようとすると相方から次男も手渡されるのですが、ついでなんで一緒に寝かしつけてます。
そうやって私が寝かしつける場合、息子達は私の布団で寝ます。私と長男の間に次男を置いて、川の字になって寝ます。正確にはその周囲にぬいぐるみ二体があるんですが、とりあえず省略するとして。彼らの機嫌と昼寝具合にもよりますが、だいたい二十分もすれば寝息が聞こえてきます。あとはこのまま私の就寝時間まで布団を温めてもらいます。ええ、私が寝る頃にはぬくぬくです。
私が寝かしつけない場合はだいたい相方の布団で寝ています。そうなると当然、私の布団は冷え冷えとしています。冷たい布団は嫌だ、という訳でそんな時は相方と一緒に寝てます。いや、そんな時じゃなくても一緒に寝てるんですが。「夫婦が一緒の布団で寝ると離婚しやすい」なんて説もあるそうですが、そんな話は聞かなかったことにして。で、二人でぬくぬくと、ぐっすりと寝る……といけばいいのですが。
明け方あたりになると長男が我々の間に入ってきたりします。「ママがいない」と不安になるのでしょうか。それとも単に寒いから暖かい方に向かってきてるのでしょうか。とにかく、間に割り込むようにやってきます。必ず真中。端っこという事はありません。
ただでさえ狭い布団。その中に三人も寝るとなると、必ず誰かがとばっちりを受けます。我が家では、その役目は私です。布団の面積のうち、相方が五分の二を、長男が同じく五分の二を使っているとすると、私は残りの五分の一をしか使えません。
狭いっちゅうに。
当然、身体が収まるはずもなく布団の外にはみ出してしまいます。
寒いっちゅうに。
嗚呼、大きい布団が、邪魔されない寝床が、暖かい寝室が欲しいと思う冬の夜明け前でした。