世の中案外狭いもので、思わぬところで人のつながりがあったりします。小学校卒業と同時に転校していった友人の消息を、その数年後に知り合った友人から「ああ、中学校の時の友達だよ」と言われた時はびっくりしました。それ以降の消息が不明なのは悲しいところですが。
「有名人の○○の親戚」なんて話も同じようなものでしょう。「誰それの従姉妹の友達の奥さんが私の姉なの」と言われたり。その辺まで来ると赤の他人だろ。私は自己紹介文において「某ジャニーズのお兄ちゃんと親戚」というネタを書いていますが、これも想像できない人との繋がりでしょう。ちなみにこちらは本当に血の繋がりがあるので「赤の他人なんかじゃない。親戚だ」と言い張ることができます。「祖父の姉の孫」相手に親戚と言い張ることが有意義かどうかはわかりません。それにしても曽祖父は同一人物なんだから遺伝子の何パーセントかは同じはずなのに……。DNAの意地悪。(2002/3/25追記:今の今まで『祖父の姉の孫』と思っていたのに『祖母の姉の孫』であったことが判明。いや、血が繋がっている事に変わりはないのですが)
……ああ、やっとネタにできたよ。いや、「せっかくこんなネタを持っているのだから有効利用せねば」と思いサイト開設以前からネタを膨らませようとしていたんですが、どうにもまとまらずに、仕方がないんであそこで消費してたんです。やっと使えました。成仏してくれ。もうこのネタは使わないだろうから。

ネットの世界になると、もっと思わぬところに人の繋がりがあったりします。例えば「え、あんな人がこんなサイトを開設してたなんて」とか。私の場合、身近な知人にはこのサイトの存在を知らせていないので、googleなんかで膝枕について検索したらここに辿り着いてびっくり、ということは十分考えられます。さすがに「荒尾出身」とか「膝枕大好き」とか書いてりゃ気づく人間は気づくでしょう。名前だって長年使いつづけている「cloud」だし。

先日、仲間内で集まって鍋を囲んで酒を飲んでいました。もう東京では桜の開花宣言が出ているのですが、まあ細かいことはおいておきましょう。鍋を片付け、就寝前のくっちゃべりタイムでの出来事です。ひょんな事から「一物のサイズ」についての話になりました。「お前ら、もういい歳なんだから」と自分達でも突っ込んでましたが、誰も話の流れを修正する気はありませんでした。「自分のサイズが云々」といったあたりで「あれ、なんか最近似たような論争があったな」と思いました。そこで、友人がこんなことを言い出しました。

「大きさだけじゃないらしいよ。こないだネットで女性が書いた文章を読んでたけど、大きいだけじゃ嫌だと」

あれ?
あれ?
それ……
こんな文章のことでしょうか。
気になる。いや、自分が読んでた文章を、身近な人間も読んでたということが。そして、その文章が見事に下ネタだったということが。これも「縁」なのでしょうか。


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