私は、プログラマーという仕事に就いています。今年の春で3年目です。ぼちぼちとやっています。
しかしこの職業って「サラリーマン」と言っていいのでしょうか。先日同窓会があった際に、今どういう仕事をやっているのか数名に聞かれたのですが、全員に対して「サラリーマンみたいなもの」と答えておきました。
そもそも私はサラリーマンがどういう仕事をするのかということを知りません。私の想像するサラリーマンとはこんなものです。

・朝はきちんとスーツとネクタイで出勤。
・仕事は書類に何かを書くこと。ワープロやパソコンなんて使わない。
・昼休みは外で何かを食べる。新婚さんは愛妻弁当。同僚に冷やかされなければならない。
・5時になったら仕事は終わり。
・たまに帰りがけに屋台や飲み屋で酒を飲む。
・おみやげに寿司の折り詰めを持ち、千鳥足で帰る。
・たまに上司に急な残業を頼まれる。
・その時は、山のような書類を自分の机に置かれる。
・ちゃんと深夜までかかって終わらせ、終電で帰る。

書いていて思ったのですが、私の想像するサラリーマン像とは、フグ田マスオ殿のようです。

私の父は建設業を営んでいます。朝から作業服を着て、ダンプで出かけます。たまにそのダンプに実家の飼い犬も乗ってます。最近、初めて普通のスーツを買ったと言っておりました。それまでは葬式用に1着だけ持っていたそうです。ただ、50歳過ぎてもネクタイは自分では締められないそうです。

父方の祖父はみかんを作っています。当然、こちらも作業着です。もう90歳を超えてますが、まだまだ元気です。たぶん若い頃は漁もやってたと思います。本人から直接聞いたわけではありませんが。

母方の祖父は炭鉱で石炭を掘っていました。やっぱりこちらも作業着です。年齢は忘れました。炭鉱が閉山してからはいろいろやってたみたいです。ただ、その当時で結構な年齢だったんで、普通のサラリーマンではなかったと思います。

以上、私の周囲には「普通のサラリーマン」という人間が全くいませんでした。おかげで、「間違ったサラリーマン観」というやつを持ったまま成長してしまいました。
今現在、「スーツを着て仕事をしてるからサラリーマンでいいだろ」程度の考えでサラリーマンを名乗っています。
お願いします。どなたか私に「正しいサラリーマンとはこういうものだ」ということを教えてください。
じゃないと、きっと私の子供なんかは私のようなものが普通のサラリーマンだと勘違いして成長してしまいます。
・サラリーマンは朝から晩までゲームばっかりやっている
・サラリーマンは酒を飲んで帰った翌日は昼から出勤する
・サラリーマンは仕事中は雑文を書いている
嗚呼、駄目サラリーマン。


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