似た者同士が夫婦になるのか、はたまた夫婦になったら似てくるのか。どちらが正しいのか知りませんが、どこぞの奥様にも似たもの夫婦だと言われる我々です。多分褒め言葉なんでしょう。

笑うタイミングが同じ、というのは日常茶飯事ですが、喋ろうとするタイミングも、というのもよくあります。さらに、その喋ろうとする内容も同じ、というのもよくある事です。かと言って喋らないで意思の疎通ができるわけでもありません。さすがにいつでも同じ事を考えているわけではありません。なかなか難儀なものです。

趣味に関しては、私が染めているような気がします。夫婦揃ってポケモンを集めていた事は過去に書きましたが、あれ以降もコントローラーなりゲーム機本体なりの取り合いになることがあります。また、ゲームのみならず、漫画や小説も取り合いの対象となります。基本的に私のほうが本を読む速度は速いため、私が読み終わってから奥さんが読む、という順番になります。この順番だと平和なのですが、うっかり逆になってしまったらさあ大変。私がいくら急かしても全く耳を傾けてくれません。まさに、動かざる事山の如し。動かないのはいいんですが、家事も放ったらかしにするのは勘弁願いたいものです。それに文句を言ったら「面白い本を私に見せるほうが悪い」と怒られるのも勘弁願いたいものです。

さて、先日私はLANケーブルの工作道具を購入しました。引っ越した際にLAN環境を見直して配線からやり直したのですが、その際一部のLAN接続機器の配線に問題がありました。例えば、LANケーブルが1mでも長すぎるような箇所に5mのケーブルを使用するとか、こっちは2mもあればいいのにやっぱり5mくらいのケーブルが使われているとか。適切な長さのLANケーブルがなかったので手持ちの中で「最も短い」ケーブルを使用していったのですが、それでも長すぎたのです。そんなわけで、使い古しのLANケーブルを加工して無駄が出ないようにしようと、工具やらテスターやらを買ってきました。

特に資料を準備したわけでもなく、適当に検索したサイトを参考にして作業を始めたのですが、そのおかげで初手から躓く事に。LANケーブルというものは数本のケーブルが纏まっているものです。コネクタの部分を見てみると分かりますが、赤やら黄色やらのケーブルが整列してモジュラープラグの中に納まっています。この色鮮やかなケーブルは適当に並んでいるわけではありません。順番にはちゃんと意味があります。適切な並びにしないとうまく通信できません。で、資料を見ながら作業を始めたのですが。

資料には「橙や白青のケーブル」とあります。そして、手元には「灰色や赤のケーブル」が並んでいます。……うぇ?橙色のケーブルってどこだ。そんなもん存在しないぞ。改めて調べてみましたが、数年前まではLANケーブルは一本ずつ違う色がついていたが、最近ではペアになるケーブルごとに纏まった色がついているのだそうで。そういえば、只今加工中のこのケーブルは前世紀に友人米某に貰った物。その時点である程度古い物だったとすると、着色の仕様が異なっていても不思議ではありません。なるほどなるほど、こりゃ参ったねあっはっは。って笑っている場合ではありません。幸い、反対側のコネクタの内容を見て、「多分こうなんだろう」で作業を進める事ができましたが、いきなり両端切り捨てていたらどうなった事やら。

躓きはありましたがどうにかこうにか並び順を整え、コネクタに捻じ込んで工具で圧着。よし、成功、するわけがありません。するっ、とコネクタからケーブルが抜けてしまいました。どういうこっちゃ。これで止まるんじゃないのか。工具の使い方を見直し、コネクタの構造を見直し、ケーブルの構造も見直してみましたが、どうもよくわかりません。PC前で作業していたのですが、もうちょっと広くて明るい場所で作業をしようと、道具一式を居間に持って行きました。

そして奪われる道具一式。何が気に入ったのか分かりませんが、「私に貸して」とケーブルに工具が奪われました。ケーブルの並び順が分からないと言われ、じゃあそこは俺がと言うと「駄目、触らないで」。工具の仕組みが分からなかったんで、そこの工程はここの部分をと言うと「今は私が使ってるの」。ケーブルの順番は正しかったものの差し込む方向が間違っていたためコネクタ一つ無駄にした後、じゃあ次は俺がと言うと「いいからそこで見てなさい」。で、無事使用可能なケーブルが出来上がりましためでたしめでたし、って俺の作業は?

そりゃ、大雑把だから被覆剥ぐ長さが適当すぎたとか、工具の被覆剥ぐ場所とケーブル切る場所間違えてたとかいろいろありましたが、初回なんだからそりゃ試行錯誤に決まってますがな。それを勝手に取り上げてあれこれやった挙句、寝るのが遅くなって私に文句を言うのはあんまりではないでしょうか。勘弁願いたいものです。


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