今、あなたがどのような手段でこの文章をご覧になっているかわかりませんが、とりあえずパソコンのブラウザを用いてご覧になっていると仮定しましょう。そのブラウザには「ブックマーク」という機能があると思います。ああ、「お気に入り」という名前の場合もありますね。ブックマーク。「しおり」という意味ですが、気に入ったサイトに、そして特定のページに簡単に移動するための目印のようなものです。

雑文読みから雑文書きへと進化して、もしくは退化して何が変わったかというと、他サイトの管理者の方々と親しくなれた、という点があります。掲示板やらチャットやらで新しく知り合った方がどんな文章を書かれてるか、そんな事を考えて探してみた事も何度もあります。んで、見つけたらブックマークをぺたっと。こっちにぺたっ、あっちにもぺたっ。という具合に追加していたら、最近はどうも許容量を越えてしまったみたいです。

私は「雑文を読むのは主に仕事場から」と決めています。自宅では、会社からでは行けないようなあんな所やこんな所に行く事で忙しいんで。あ、勘違いしないで下さい。某巨大掲示板を読みに行く事がメインですんで。プロキシに邪魔されるんですよ。

で、勤務時間中という限られた時間の中で、ここも、あそこもと訪問する事は無理です。いや、物凄く暇なときは、ここを読んであそこも読んでまだ足りない、という事もありますが、そうそう暇なときばかりではありません。物凄く忙しい、飯の時間を削ってでも仕事をしなければいけない、そんな日々が続くとどうしても雑文読みの時間を削らなければいけません。

現在、仕事場では会社支給のノートパソコンを用いています。ブラウザのブックマークには、勿論仕事に必要なサイトへのブックマークも含まれています。HTMLの仕様やJavaScriptのサンプル。JavaのリファレンスにUnixのコマンド集。しかし、これらはあくまでも「一部」でしかありません。しかも少数派。多数派はやはり雑文やテキストのサイトへのブックマークになります。今数えてみたら半分以上でした。うひゃぁ。

さて、がしがしと削りましょう。と言っても、さくっと削除する気にもなれません。最近行かなくなったサイト用のフォルダを作り、そこに移動させるという、ワイドショーに出てくる「お片づけ名人」なんかが見たら怒られるような方法ですが。ああ、そう言えば昔から俺の掃除方法ってこんなもんだったよなぁ。床が汚いから掃除をしよう、と思っても、床のものを棚に置いてハイおしまい。数日もすれば棚から床へと戻ってくるのが目に見えてるのですが、どうしても捨てられないんだから仕方が無い。ワイドショーでやってくれないかな。「上手なブックマークの整理法」とか。

無論、そんなその場しのぎの方法では根本的な解決にはなりません。1週間後には再び混沌が訪れる我がブックマーク。助けて、お片づけ名人。


トップ 一覧 前の雑文 次の雑文