私が最初に書いた雑文は「クリスマス雑文祭」の参加作品でした。当時、雑文サイト開設していなかった私は主催者のあいばまことさんにお願いし、公式サイトの一角を間借りして公開させていただきました。その時、クリスマス雑文祭公式掲示板にて、「雑文サイトを立ち上げる」と言ってしまったんです。それから紆余曲折、一番最後にサイト名を決定してサーバにアップロード、現在に至っています。

と、今までの経緯を簡単にまとめるとこんなもんでしょうか。実際には、「そもそもクリスマス雑文祭の開催に合わせてサイト開設の予定だった」とか、「雑文祭参加作品1本書くのに1ヶ月もかかっちまった」「12月上旬には数本のネタを仕上げていたものの、サイト名が決まらずアップロードできず」「12月中旬あたりから仕事であっぷあっぷだったもんで放置状態」「年が明けてから勢いでサイト名決定」等、いろいろあったのですが。ま、その辺は脇にどけておきましょう。

サイト開設後の最初の目標は「とりあえず、書けるだけ書いてみよう」でした。文章の質云々は無視して数をこなしていこう、そのうち慣れてくるだろう、と。これは正解でした。もしも質にこだわっていた場合、1本も公開できないままやる気がなくなったことでしょう。いつかは質にもこだわり始めるのかもしれませんが、当分先のことだと思います。今はまだ殴り書きで満足してますから。

これからの目標は「ちっとは面白い話を書こう」でしょうか。自分で書き始めるとわかるんですが、オチをつけるのって難しいですね。一読者の時は他人の雑文を読みながら好き勝手に言ってましたが、実際に自分でやってみるともう難しいのなんのって。ま、この辺は数をこなして慣れていくしかないですかな。前向き、前向き。

今のところ、現実世界での友人達にはこのサイトの存在は知られていません。雑文を読むような連中ではないのでそう簡単に発見されることはないと思います。いつまで隠しておけるか、というよりも、いつまで黙っていられるか。できれば、もうちょっと見つからずにこっそりとやっていきたいものです。だって、今の文章じゃねぇ。ちょっと、こう、ねぇ。もっとも、中学校の卒業文集には私の駄文が燦然と輝いています。同窓生約100人中、笑いに走った人間は私だけでした。「そういう場でそういう文章を書く人間だ」という認識が彼らの中に残っているとすれば、ここで雑文を書いていることも納得してくれそうではあります。

さて、小話はこの辺で終わり。まただらだらと書いていきましょうか。まだ飽きることはなさそうなので、もうしばらくのおつきあいを。


以上、私のハードディスクの中の「墓場」ディレクトリに放り込んでいた文章です。サイト開設直後くらいに書いた文章で、用済みと判断していた文章でした。何故、今更こんな文章を持ってきたのか。

先日、とある雑文書きさんがサイトを閉鎖されました。閉鎖の理由として「文才の無さに吐き気が起きた」との事でした。「文才云々言うたら、俺の文章も同じだなぁ」と思い、この文章の存在を思い出しました。「質より量」という考えは今もあまり変わっていません。半年近く書きつづけてるのに全然成長してないと言ってるようなものだということに気付いてちょっとへこみましたが、それはさておき。閉鎖された雑文書きさんが何を考えていたのかは分かりません。ただ、私はこれからも駄文を書きつづけていくことでしょう。なんせ、開設当初から引きずっているネタがあります。このネタを使うまでは閉鎖しようにも閉鎖できません。ということで、私は文才があろうと無かろうと、いや、たぶんないんだろうけど、まだまだ書きつづけていくと思います。とりあえず現在の目標は「来年のエイプリルフールにネタをぶちかます」です。はぁ、気の長い話だ。


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