私は年相応に見られることがあまりありません。
以前、「飲み屋のお姉ちゃんとカラオケ談義」の話をしましたが、そのお店で「自分達は何歳に見えるか」という質問をしました。飲み屋のお約束ですね。
その時のメンツは全員が中学校の同級生。当然同じ年です。場所が場所だけに実年齢をだすとまずいんですが、まあ「未成年であった」とだけ言っておきましょう。駄目じゃん。
その年齢当てクイズ。結果から言うと、私が最年長に見られました。しかも「実年齢+5歳」なんて答えが出てくるし。おそらく向こうは多少気を使った回答をしてくれたと思うんで、実際の印象はさらに何歳か上だったんでしょう。4人の中では唯一の学生だったんですが。

あえて「年相応に見られない」と婉曲な表現をしましたが、つまりは「おっさんに見られる」ということです。
20歳になったかならないかというくらいの頃、友人の彼女から「28歳くらいに見える」と言われました。実年齢+8。最高記録です。
高専時代、あだ名は「おやぢ」でした。これはこっちも了解してたことなんでいいんですが。ちなみに「じ」じゃなく「ぢ」です。1文字で書くと「痔」みたいだな。

なんでそんなに年上に見られるのか。いくつかは思い当たる点があります。

・死語を好んで使う
「ナウでガッツなヤングがノリノリでフィーバー」なんて表現を平気で使ってます。持ちネタですから。

・テレビではニュースぐらいしか見ない
ドラマは嫌いなんです。なんとなく。

・雰囲気が年寄りくさい
俺にどうしろと。

いや、いくつかは狙ってる部分はあります。死語とか。数年前ならば年上に見られて得をする事もあるでしょう。例えば、高校生くらいでエロースな書物や映像物を購入できて万歳とかそういうあれがあると思うんですが。しかし、20歳より上で年齢制限があることって何があるんでしょうか。せいぜい被選挙権ぐらいしか思い浮かびません。

それよりも問題なのが、古い知人からの言葉です。
数年ぶりに知人と会ったりすると、よく言われる言葉があります。
「昔と変わらないね」
いや、待て。「変わらない」っていう事は、あなたには私は何歳に見えるのですか。そして、昔は何歳に見えていたんですか。


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